やぁみんな!
今回は、Canon の最新フルサイズミラーレス一眼 EOS R6 を予約した話をしようと思うぞ。
Canon のフルサイズミラーレス一眼 EOS R5 & EOS R6 発表
フルサイズミラーレス一眼といえば、昨今では SONY の α7 シリーズが市場を席巻しているような状況だった。
そんな中、Canon が満を持して新型ミラーレス一眼 EOS シリーズの新機種 EOS R5 と EOS R6 を発表したね。
R5に関しては、結構前から「開発着手」の発表だけはされていたよね。
そして2020年7月9日、ついに正式に発売が発表されたってわけなんだ。
迷った末 EOS R6 を予約
僕はこれまで約11年に渡って OLYMPUS のマイクロフォーサーズ機を使い続けてきた。
ボディもレンズも小さくて軽くて気に入ってるし、撮れる写真にも基本的には満足している。
んだけど、最近ちょっとフルサイズ機に興味が出てきていたところだったんだ。
最初は、「買うとしたら SONY α7 III かな〜」と考えていたんだけど、ここにきて EOS R5/R6 の発表。
R5 は僕にとってあまりにもオーバースペックで、今までも全然気にしていなかったんだけど、EOS R6 は僕にとってとても魅力的に見えた。
そもそもフルサイズ機を買うかどうか、買うとして α7 III か EOS R6 か、いろいろと迷ったんだけど、結果、僕は EOS R6 を予約したぞ。
そもそもフルサイズ機いる?
マイクロフォーサーズ機 E-M1 には満足してる“けど”
僕は OLYMPUS OM-D E-M1 と M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO の組み合わせで撮れる写真にとっても満足している。
正直、「フルサイズ機だったらもっと魅力的な写真が撮れるはず!」とは、そんなに思っていないんだ。
ではなぜフルサイズ機に興味が出てきたかというと、
- 昨今のフルサイズ機が搭載しているAF機能やその性能
- センサーサイズに起因する暗所撮影性能
- センサーサイズに起因する表現力
これらを体感したいと思ったからなんだ。
「フルサイズ機(フルサイズセンサー)がどれほどのものか試したい」っていう感じ。
主にこんなところを試したい
僕はさっき、「E-M1 と M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO の組み合わせで撮れる写真にとっても満足している」って書いたんだけど、これは屋外の明るい場所で動きの少ない被写体を撮影した場合のこと。
室内で明るさが十分でない場合や、動きの激しい&速い被写体を撮影する場合などでは、ちょっと満足のいく撮影ができないことがある。
明るさに関しては、ある程度の照明機材を持ってはいるけど、それをわざわざセッティングまでしたくない場合や、できない場合もあるよね。
感度を上げて露光量を確保したり、シャッタースピードを確保したりという面で、フルサイズセンサーの恩恵がどの程度あるのか試してみたい。
また、例えばポートレート撮影の際の、肌や白い衣装のハイライト部分、髪の毛などのシャドウ部分の表現力が、フルサイズセンサーではどれほどのものなのかを試したいというのもある。
さらに、僕は猫をはじめとした動物を撮影することも結構あるんだけど、動物を対象にした瞳AFというのも、とっても興味がある。
試すだけならレンタルを利用するっていう方法もあるとは思ったんだけど、数日間まとめてそのためだけに時間を使うっていうことができないので、土日だけ借りては返し、また借りては返すっていう手間を考えると、それも面倒だなと思ったんだよね。
だから、いっそのこと買ってしまって、使ってみて、それでピンと来ないようなら買い取りにでも出せばいいと思ったんだ。
ワクワクさせてくれるのはフルサイズ機
つい先日、OLYMPUSさんの映像事業売却がニュースになったばかり。
Panasonicさんもフルサイズ機の開発に力を入れ始めている。
マイクロフォーサーズというセンサーサイズのカメラ市場そのものに、あまり元気がない印象がある。
CanonさんのEOS R5/R6にしても、SONYさんのα7S IIIにしても、すごく魅力的な性能を詰め込んで登場して、僕らをワクワクさせてくれてるよね。
でも、マイクロフォーサーズ機でそういうワクワクを感じることができていないと僕は思っているんだ。
どうせならワクワクしたい!
そういう意味でも、僕はフルサイズ機に興味津々なんだ。
OM-D E-M1 Mark III を買ったばっかり
さて、僕は今年2月末に OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III を買ったばっかりだ。
結構な高い買い物。
ここからさらに20〜30万円のカメラと10万円程度のレンズを買うのは経済的状況から考えてちょっと無理。
「フルサイズ機に興味はあるけど、E-M1 Mark III 買っちゃったしなぁ。。。」という気持ちだった。
OM-D E-M1 Mark III 間違いなくいいカメラ“だけど”
実際に買って、使ってみて、E-M1 Mark III が初代 E-M1 と比べてそんなに劇的に満足度の高いものかといえば、正直、そうではなかったんだよね。
だから、結構悩んだけど、思い切って買い取りまたは下取りに出してしまうのもありかと思った。
僕にとってはバリアングルモニターはそんなに重要じゃない(基本使わない)し、マルチセレクター(ジョイスティック)もあんまり。。。
画素数は1,600万から2,000万に上がったけど、僕の場合、撮った写真は MacBook Pro や iPhone のディスプレイで見るか、Instagramなどの投稿サイト/アプリで公開するくらいだから、正直体感としてはあんまり変わらない。。。
もちろん、新しい画像処理エンジンの採用やソフト面の強化、強力な手ぶれ補正、ダブルSDカードスロット、ボディサイズの変更によるグリップ性能向上など、嬉しい強化や改善、変更もたくさんある。
E-M1 Mark III が素晴らしいカメラであることは間違いない。
だけど、あくまでも僕の個人的な感想としては、「初代でいいかな」だ。
これは Mark III を実際に買って使ってみたからこそ感じられたことで、もし Mark III を買っていなかったら、「いいな〜欲しいな〜」と思い続けていたに違いない。
だから、E-M1 Mark III と過ごした約4か月は、間違いなくかけがえのないものだったと思うぞ。
その思い出を大切に、断腸の思いで買い取りに出すことにした。
初代 E-M1 は大切に持っておく
逆にいえば、初代 E-M1 が僕にとってはそれだけ素晴らしいカメラだってことなんだよね。
OM-D E-M1 と M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO の組み合わせはかなり強力で、とっても魅力的な写真を撮ることができるんだ。
その写真のクオリティーに僕は結構満足していて、だからそれほど強烈にフルサイズ機を欲しいとは思っていなかったっていうのもある。
初代 E-M1 と数本のレンズは手放すことなく、ずっと手元に置いておくつもりだ。
このコンパクトなボディとレンズは、いつかまた何かのときに活躍してくれるはず。
フルサイズ機買うとしてどれ買う?
「名機」と名高い SONY α7 III か 新進気鋭の EOS R6 か
巷の評判を見る聞く読むにつけ、どうやら SONY の α7 III が良さそうだと思っていた。
ただ、α7 III は2年ちょい前に発売されたカメラ。
それを考慮しても選ぶ価値のあるカメラだっていうのはわかるんだけど、「もしかして α7 IV が近いうちに発表されないかな?」なんてことを考えつつ様子を見ていた。
そんな折、EOS R5 & EOS R6 の発表。
そして EOS R6 の魅力的な内容。
これは欲しい。
でも迷う。
コスト面で迷う
ボディ単体で、α7 III が現状実売価格21万円程度なのに対して、EOS R6 は実売価格30万円程度。
レンズも、αシリーズ向けEマウントのレンズはSONY製・サードパーティー製合わせて、種類・価格帯ともかなり潤沢に揃っているのに対して、EOS Rシリーズ向けのRFマウントのレンズはまだ種類も少なく、価格も高価なものが多い。
マウントアダプターを付けてEFレンズを使えばいいんだろうけど、せっかくのRFマウントなんだからRFレンズを使いたいよね。
僕はまず単焦点の50mmが欲しいと思っているから、仮に RF50mm F1.2 L USM を買うとするとお値段約30万円。
EOS R6 を購入する場合、ボディ+レンズ1本で約60万円の初期コストということになる。
一方、α7 III を選ぶとするなら、ボディ+レンズ1本(例えばシグマの 50mm F1.4 DG HSM が約10万円程度)で約31万円の初期コストだ。
この差は大きいね。
運用面でも、EOS R6 でレンズをRFレンズに限定した場合、種類・価格両面で苦しい場面が多そうだ。
いろいろ考えて EOS R6
主にコスト的なところでかなり迷っていたんだけど。。。
いろいろな条件を考慮して検討した結果、EOS R6 を予約するに至った。
その主な理由は
- 画素数と高感度性能(暗所撮影性能)のバランスが僕に合ってそう
- 各種AFの速度&精度が良さそう
- レンズは当面アダプター経由EFレンズ運用で良さそう
- ダイヤルやボタンの配置が E-M1 に似ていて馴染みそう
- グリップの安定感が α7 III より EOS R6 のほうが僕的に良さそう
- ボディ外観のデザインが好み
- 最新機種だ
っていうところかな。
特に、レンズをRFレンズに限定せず、EFレンズを使っていくと決めた時点で、コスト面の不安が一気に和らいだっていうのが決定的。
α7 III より EOS R6 のほうがいろいろな面で僕には合ってる気がしていたんだけど、コスト面だけが引っかかっていた。
なぜコスト面が引っかかっていたかといえば、RFレンズの選択肢の少なさと価格によるところが大きい。
そこで、EOS R5 & EOS R6 とEFレンズの組み合わせについて情報収集してみた。その結果、EFレンズでもしっかりとEOS R5 & EOS R6 の性能を発揮できそうだと判断したんだ。
もちろん、RFレンズの素晴らしさについては、いろいろなところで目にしたり耳にしたりしたわけなんだけど。
最終的には、「どうせならRFレンズを使いたい」という気持ちと、「RFレンズにこだわることをやめて他のメリットを享受したい」という気持ちとの葛藤の結果、「RFレンズにこだわることをやめて他のメリットを享受したい」という結論に至ったってわけ。
悩ましくも楽しい迷いの時間を経て、「えいっ!」とマップカメラさんで EOS R6 を予約し、“買い替え応援キャンペーン”を利用して E-M1 Mark III を買い取ってもらうことにしたぞ。
EOS R6 とは
そもそも EOS R6 について少しだけ触れておこう。
EOS R6 は、カメラメーカーの雄Canon(キヤノン)が満を持して発表したデジタルミラーレス一眼カメラだ。
- 約2,000万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載していて、暗所での撮影に強い高感度機種
- 外装にはポリカーボネートを採用していて、丈夫で軽い
- 記憶媒体はSDカードで、スロットを2つ搭載
- 人物優先顔認識AF、瞳認識AF、動物優先瞳認識AFを搭載。飛んでいる鳥の瞳もバッチリ認識してオートフォーカスを効かせてくれる
- ボディー内5軸手ブレ補正機構を搭載し、光学式手ブレ補正機構搭載のレンズと組み合わせると8.0段分の手ブレ補正効果
- 電子シャッター時20コマ/秒、メカシャッター時12コマ/秒の高速連続撮影が可能
- 0.5型・約369万ドットのOLEDカラー電子ビューファインダーを搭載
- いろいろな体勢での撮影に対応できるバリアングルモニターを搭載
楽しみでしかたない
EOS R5 については、供給が十分でなく、発売日に入手できなかったおともだちも多いみたいだ。
EOS R6 も同様に発売日に入手できない可能性が高いことは Canonさんの公式発表からも明らか。
できれば早く手に入れて、1日も早く EOS R6 で写真を撮ってみたいところだけど、こればっかりは仕方ないね。
いつになるかはわからないけど、1日も早くその日が来ることを楽しみに待つことにしよう!
といったわけで、Canon の最新フルサイズミラーレス一眼 EOS R6 を予約した話、どうだったかな?
同じように迷っているおともだちがもしいたら、参考にしてみてくれよな!
追記:2020年8月25日
マップカメラさんからまったく音沙汰がないからモヤモヤしながら「このタイミングで連絡がないってことは確保できなかったな」と思ってたんだけど。。。
マップカメラWebサイトのマイページから取引状況を確認すると、さっきまで「在庫確認中」だったステータスが「お取り寄せ中」になっている!
やっぱりか。。。
果たしていつになることやら。。。
気長に待つことにしよう。。。
追記:2020年9月8日
今日、マップカメラさんから「ご予約商品確保見込みのご案内です」というメールが届いたぞ!
発売からちょうど2週間後になんとか入手できそうだ。
期待はしつつも、「年内に入手できるかなぁ。。。」とちょっと心配していたから、とっても嬉しいぞ!
追記:2020年9月30日
おともだちの中には「予約したけど納期が未定のまま」「一向に入荷目処が立たない」という人もまだ多いみたいだ。
Amazonではなかなか「在庫あり」にならないけど、楽天市場で探してみると、価格は高くなるものの(36万円〜とか)、在庫ありのショップもたまに見かける。
これを「背に腹は代えられぬ」と考えるかどうか。。。
Canonさんも頑張ってくれてるんだとは思うんだけど、もうちょっとどうにかなるといいよね!
安価なRFマウントレンズが増えてきた
購入を検討していた段階で懸念していた、最も大きな懸念点と言っていいコスト的な問題。
「RFマウントのレンズが全部高い!」っていう問題だったんだけど、これがだんだんと解決されてきている。
レンズの名前に「L」が付かない低価格帯のレンズが増えてきてるってことなんだ。
名前に「L」が付くレンズは、性能も高ければお値段も高いっていうレンズ。
一方、「L」が付かないレンズは、性能はそこそこで、お値段もそこそこっていうレンズなんだ。
中には、いわゆる「撒き餌レンズ」と言われる、超お手頃価格で性能もそこそこいいっていうレンズも登場している。
どんなレンズがあるか、簡単に紹介していこう。
RF50mm F1.8 STM
まずはこれを紹介しないといけないよね。
これがいわゆる「撒き餌レンズ」というやつで、EOS R5/R6 ユーザーが待ち望んでいたレンズだ。
もうこれは「とりあえず買うしかない」っていうレベルのレンズだよね。
もちろん僕も愛用しているぞ。
- 50mmという標準的な焦点距離
- 開放F1.8という明るさ
- 約160グラムという軽さ
- 約φ69.2mm×40.5mmというコンパクトさ
- 28,600円(税込)(キヤノンオンラインショップ)という超絶お手頃価格
RF35mm F1.8 MACRO IS STM
35mmという焦点距離とマクロ撮影対応で、広範囲の撮影や近距離の撮影に強いレンズだ。
近くにいてもまぁまぁ広い範囲が画角に収まってくれるから、すぐ隣にいる人の何気ない瞬間や、こどもやペットと遊びながらの素敵な瞬間をバッチリ切り取ることができるぞ。
僕も絶賛愛用中だ。
- 35mmという焦点距離で近距離でのポートレート撮影や集合写真に最適
- 開放F1.8という明るさ
- 305gという軽さ
- φ74.4×62.8mmというコンパクトさ
- 69,850円(税込)(キヤノンオンラインショップ)というお手頃価格
RF85mm F2 MACRO IS STM
85mmという焦点距離は、ポートレート撮影に使用しているおともだちも多いんじゃないかな?
マクロ撮影もできるおもしろいレンズだ
僕はまだ持っていないんだけど、機会があれば購入したい1本だね。
- 85mmという焦点距離で中距離でのポートレート撮影に最適
- 開放F2という明るさ
- 約500gという軽さ
- φ78.0×90.5mmというコンパクトさ
- 82,500円(税込)(キヤノンオンラインショップ)というお手頃価格
EOS R シリーズ、RFマウントレンズのこれからが楽しみ
EOS R5/R6 も、RFレンズも、まだまだ十分に供給されているとは言えない状況が続いているね。
Canonさんも頑張ってくれているし、僕らとしては我慢して待つしかない。
そんな中、Canonさんが新しいレンズの特許申請を数点出しているとかいう情報もあったりするし、魅力的なRFマウントレンズがどんどん増えていきそうだ。
とっても楽しみだよね!
期待して待つことにしよう!
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