やぁみんな!
今回は、iPhone 6 のガラスに傷がついたので酸化セリウムで磨いて補修してみたぞ。
そのレポートだ。
結論としては、傷はなくなったんだけど、ちょっと微妙な結果になった。
まぁ、悪くはない、と思う。。。
とりあえず、読んでみてくれ!
不覚にも iPhone 6 を落としてガラスに傷が!
先日、iPhone 6 を床に落としてしまって、ガラスに傷がついてしまったんだ。
iPhone を地面に落とすなんて、何たる不覚!
まぁ、アスファルトなどの固い地面じゃなく店内の床だったから、たいした傷ではなかった。
それに、傷ついたのは画面の上端(時刻表時がされているあたり)だったから、気にしないようにして放っておくという手もあった。
だけど、やっぱりちょっと気になってしまう。
いっそAppleストアに持ち込んで交換してしまおうかとも思ったんだけど、さすがに思いとどまった。
そこで、どうにかこの傷を目立たなくすることはできないだろうかと考えたんだ。
ガラスの傷補修に「酸化セリウム」
「ガラス 傷 補修」などで検索すると、「研磨」や「セリウム」といったワードや自動車補修業者などがヒットする。
よくよく見ていくと、ガラス面を研磨して傷を見えなくする(目立たなくする)という方法で補修ができそうだとわかった。
ただし、この方法は、ガラス面の研磨。
つまり、ガラスの表面を削るという方法だ。
標準でガラス面に施されている撥油コーティングも一緒に削ってしまうことになるし、表面全体ではなく傷の周囲だけを研磨するとなると、その部分だけ周りの表面よりくぼんだ状態になるということだ。
この2点を飲めないおともだちは、この方法を試すべきじゃないぞ。
それでも僕はやる
さて、とりあえずAmazonで酸化セリウムを検索してみた。
なるほど、ガラス面や鏡のクリーナーがいくつもヒットする。
「酸化セリウム」という物質を僕が知らなかっただけで、方法としてはわりとメジャーなんだね。
この中のどれかを試してみることにしよう。
ひととおり眺めてみて、「酸化セリウム 45g」と「柳瀬 ガラセリウム 水垢ウロコ取り 酸化セリウム研磨剤 GRS-100 100ml」のどちらにするか迷ったけど、混じりっけのなさそうな「酸化セリウム 45g」を購入したぞ。
届いた「酸化セリウム」さっそく試してみよう
届いた酸化セリウムはこんなパッケージ。
東急ハンズおなじみの感じだね。
量の割にズッシリと重量感があるぞ。
ビニール袋の内側にジッパー付きビニール袋で入っている。
これなら残った分の保管も問題なくできそうだ。
酸化セリウムは非常に粒子の細かいパウダー状。
サラサラというよりはしっとりという感じだ。
これを水に溶いて、せっせと傷部分の研磨をしていくぞ。
まずは、スピーカー部分に水解き酸化セリウムが入らないように、セロテープでマスキング。
酸化セリウムを適当な器に適量取り、
水を加えて、
混ぜる。
粒子が細かいせいか、よく水と馴染む。
そして、いざ、患部をシコシコ磨いていく。
地味に手が疲れる作業だ。
休み休み2時間半ほど、シコシコとガラス面を研磨し続けたぞ。
1.綿棒の先に水解き酸化セリウムを付ける
2.シコシコ磨く
3.しばらく磨いたら水をしみ込ませたティッシュで拭き取って様子を見る
この繰り返しだ。
そうして仕上がったガラス面がこちら。
ちょっと糸くずのようなものが付いていて汚く見えるけど、実際はツルツルだ。
傷はきれいになくなった。
研磨したことによる目立った磨き傷もない。
酸化セリウムすごいな。
ただ、よぉーく目を凝らすと、ほんのり研磨部分の境界がわかる。
これは普通に使っていればほぼ気づかないレベルだ。
また、先述したとおり、研磨部分は凹んでいるし、撥油コーティングは失われた。
まぁ、傷と凹みどっちが気になるかっていう話だね。
正直どっちも気になるよね。
ただ、「不注意で付いた傷」と「自分の意志で付けた凹み」と考えると、後者の方が納得はいく。
撥油コーティングは、まぁ、しかたないね。
コーティング剤を塗ることでどの程度カバーできるか、試してみることにするよ。
「スマートフォン用耐指紋性撥油コーティング Fusso SmartPhone」を試してみた。
といったところで、iPhone 6 のガラスについた傷の補修作戦は終了だ。
酸化セリウムの存在を知り、その威力を思い知る、なかなか興味深いオペレーションだったね。
興味のあるおともだちは、自己責任で試してみるのもいいかもしれないよ!