Macのキーボードで打ちたい文字が見当たらないときは「shift」「option」「shift+option」を押しながら打つといいかもしれない。

やぁみんな!
今回は、Mac(10.11.x El Capitan)のキーボードで打ちたい文字が見当たらないときは「shift」「option」「shift+option」を押しながら打つといいかもしれないという話を書くぞ。

「shift」「option」と組み合わせたキーボードの入力対応表を掲載しておくから、「打ちたい文字や記号があるのに打ち方がわからない」というMacユーザーのみんなは、ぜひ読んでみてくれ!

この記事では日本語JISキーボードUKキーボード(日本語環境で使用)を想定して書いている。
USキーボードは多少異なってくるから注意してくれ。

主な記号の打ち方(入力方法)

さて、たとえば、日本語JISキーボードで二重引用符(ダブルクオーテーション)の開始「“」を、みんなはどう入力しているかな?

「shift + 2」で「”(ダブルクオーテーション終了)」を打って変換するか、「option + shift + 2」で入力できるね。

「…(三点リーダ)」はどうだろう?
「てん」と打って変換でも入力できるんだけど、他の変換候補が多すぎて結構時間がかかるね。
そんな時は「option + ;」で入力することができるぞ。

そんな感じで、記号を入力したいときには「shift」「option」「shift + option」を押しながらキーを打つと入力できることがある。
そこで、それらのキーの組み合わせでどんな文字が入力できるのか、一覧を作ったぞ。

ただし、「×(かける)」や「÷(わる)」といった数学記号など、shift や option と組み合わせても入力できない文字・記号もある。
そういうときは「かける」「わる」などと打って変換するか、「文字ビューア」を使って入力しよう。
「きごう」と打って変換しても入力できるけど、候補が多くて時間がかかるからね。
「文字ビューア」については記事の最後で紹介するぞ。

ちなみに「、」や「。」「・」などのよく使う記号は「shift」や「option」を組み合わせなくても入力できるね。
キーボードの右下のほうに集まって配置されているぞ。

主な記号の変換のしかた

× ÷
たす ひく かける わる
©️
てん てんてん てんてんてん

主なギリシャ文字の変換のしかた

顔文字などでよく使われるギリシャ文字も変換で入力することができるぞ。

α ε θ π
あるふぁ いぷしろん しーた ぱい
ρ σ φ ω
ろー しぐま ふぁい おめが

矢印の簡単な入力方法

あとちなみに日本語入力時の矢印は、「やじるし」と打って変換でも出せるけど、「zh」「zj」「zk」「zl」とタイピングすることでも入力できる。
option や shift との組み合わせじゃないけど、覚えておくとちょっと便利かもしれないぞ。

zh zj zk zl

「ツァ」「グァ」などの特殊音の打ち方(入力方法)

「ツァ」や「グァ」といった特殊音は、子音と母音の間に「w」「s」を入れると入力できるケースが大半だ。
ただ、「スォ」や「ツゥ」などのように、例外的にそれでは打てない特殊音も存在するぞ。

クァ クィ クゥ クェ クォ
kwa kwi kwu kwe kwo
グァ グィ グゥ グェ グォ
gwa gwi gwu gwe gwo
スァ スィ スゥ スェ スォ
swa swi swu swe suxo
ツァ ツィ ツゥ ツェ ツォ
tsa tsi tuxu tse tso
トァ トィ トゥ トェ トォ
twa twi twu twe two
ドァ ドゥ ドォ
dwa dwu dwo

日本語JISキーボード早見表

全角でshiftキーを押しながら入力

全角入力でshiftを押しながら入力

全角でoptionキーを押しながら入力

全角入力でoptionを押しながら入力

顔文字でよく使われる「ˆ」は option + I で入力できるぞ。

全角でshiftキーとoptionキーを押しながら入力

全角入力でshiftとoptionを押しながら入力

半角でshiftキーを押しながら入力

半角入力でshiftを押しながら入力

JISキーボードでは単独で入力できた「@」や「^」は、UKキーボードやUSキーボードではshiftを押しながら入力することになる。「@」は shift + 2、「^」は shift + 6 だぞ。

半角でoptionキーを押しながら入力

半角入力でoptionを押しながら入力

半角でshiftキーとoptionキーを押しながら入力

半角入力でshiftとoptionを押しながら入力

UKキーボード(日本語環境で使用)早見表

USキーボードもだいたい同じなので参考にしてみてくれ。

全角でshiftキーを押しながら入力

UKキーボード全角でshiftキーを押しながら入力

全角でoptionキーを押しながら入力

UKキーボード全角でoptionキーを押しながら入力

「option + ’」で「‘」を入力できるぞ。

全角でshiftキーとoptionキーを押しながら入力

UKキーボード全角でshift+optionキーを押しながら入力

「shift + option + ”」で「“」を入力できるぞ。

半角でshiftキーを押しながら入力

UKキーボード半角でshiftキーを押しながら入力

キーに印字されたとおりなら、shift+3は「£」のはずだけど「#」になっている。これは、入力ソースを「英字」にしているからだ。入力ソースを「GB(イギリス)に変更すると、キーに印字されたとおりの入力になるぞ。

半角でoptionキーを押しながら入力

UKキーボード半角でoptionキーを押しながら入力

「¥」マークは option + Y で入力できるけど、単独で「\」を押しても入力できるぞ。option+3の入力は、入力ソースを「GB(イギリス)」にすることで「£」から「#」に変更できるぞ。

半角でshiftキーとoptionキーを押しながら入力

UKキーボード半角でshift+optionキーを押しながら入力

文字ビューアで入力

メニューバーの右のほうにある文字のアイコンをクリックすると、開いたメニューの中に「絵文字と記号を表示」という項目がある。
これをクリックしよう。

文字ビューアを使う

すると、絵文字といろいろな記号のパレットが表示される。
この中から、入力したい記号を選んでダブルクリックすれば、その記号を入力することができるぞ。

文字ビューア

どうしても入力できないときはキーボードの設定が間違っているかも

今回紹介した配列表を見ながら入力してもなぜか違う文字や記号が入力されてしまう場合は、キーボードの入力方式と実際のキーボードが適合していない可能性があるね。

例えば、実際はUKキーボードなのに、USキーボードの配列で入力する設定になっているとか、実際はUSキーボードなのに、日本語の配列で入力する設定になっている、といった状態だ。

そんなときは、「システム環境設定」の中にある「キーボード」の項目で、「入力ソース」のタブを開き、任意の入力ソースを追加するといいぞ。

入力ソース設定画面

入力ソースを追加

「shift」「option」との組み合わせ、文字ビューアの活用で効率的な文字入力

さて、キーボードで打ちたい文字が見当たらないときは「shift」「option」「shift+option」を押しながら打つといいかもしれない話、どうだったかな?

「shift」「option」との組み合わせで対応しきれないときは、文字ビューアも活用して、どんどんタイピングしていこう!

みんな、よかったら参考にしてみてくれよな!