やぁみんな!
今回は、MacBook Pro 2018 の電源が入らなくなったので修理に出した話をしようと思うぞ。
MacBook Pro (15-inch, 2018) 突如シャットダウン → 電源入らず
先日、朝から普通に仕事をしていて、夕方、遅めの昼食をとろうとデスクを離れたんだ。
食事を済ませてちょっと休憩して、30分ほどでデスクに戻り、いつものように return キーをパチッと叩いて MacBook Pro をスリープから復帰させようとした。
したんだけど、反応がない。
よくよく見るとマウスのイルミネーションが消えている。
スリープしているはずの MacBook Pro の電源が落ちているんだ。
「あれ? おかしいな。。。」と思いつつ return キーを叩いたんだけど、電源が入る様子もない。
不思議に思いつつ return キーをパチパチパチッと叩いてみるけど、音沙汰なし。
これは。。。まさかご臨終か。。。?
電源系の不具合? SMCリセットに希望を託すが。。。
電源の不具合といったらまず試すのは「SMCリセット」だ。
「shift + control + option」キーを押しながら電源ボタンを押し、10秒間待つ。。。
そして、いざ電源ボタンを Push!
何も起こらない。。。
Mac の電源が入らない場合 – Apple サポート (日本)なんていう記事もあったけど、うーん。。。ちょっと、役には立たなかったかな。
どのキーを押そうが、SMCリセットを何回試そうが、二度と MacBook Pro の電源が入ることはなかった。。。
Apple Webサイトのサポートページからチャットで相談
Apple Webサイトを開き、サポートページからチャットで相談。
MacBook Pro の状況を説明すると、早々に「機械的な問題で電源が入らない可能性が高いので修理が必要」という案内。
まぁ、そうだろうね。
修理費用は最低でも80,630円(消費税込み)
保証期間は過ぎているし、Apple care にも加入していないので、修理費用なんと80,630円(消費税込み)。
うーん、まぁ、仕方ないのかなぁ。
これは最低料金で、修理工場で診断してもらった結果さらに金額が高くなる可能性もあるとのこと。
「もう直さないで新型iMacでも買っちゃおうかな?」とも考えたけど、「iMacを買うにしても、この MacBook Pro を修理した上で下取か買取に出せば修理費用分くらいはカバーできそうかな?」とも思ったので、とりあえず修理工場には送って、見積もりだけはしてもらうことにしたぞ。
見積もりの結果あまりにも高額になるようならキャンセルしよう。
配送修理の場合、往復の送料は無料
修理に出す方法は、「配送修理」と「持ち込み修理」があって、僕は今回「配送修理」を選択した。
この場合、ユーザーから工場への送料と、工場からユーザーへの返送料はかからない。
もし、工場へ製品を送った後、見積もりを聞いてから修理をキャンセルしても、工場からユーザーへの返送料はかからないとのことなので安心だね。
また、配送修理の場合、Appleさんが集荷を手配してくれて、配送業者さんが梱包資材を持ってきてくれるので、修理に出す Mac だけを用意しておけばいい。
保護シートやカバーを着けている場合は外しておこう。
支払い方法はクレジットカードか代金引換
料金の支払い方法は、事前にクレジットカードで済ませておくか、修理後の受取時に代金引換で受け取るかを選べる。
僕はクレジットカードでの支払いを選んだぞ。
この場合、一旦80,630円(消費税込み)を支払っておいて、修理をキャンセルした場合は全額返金されることになる。
修理に出す際の留意点
修理に出す際の留意点として、
- ファームウェアパスワードが有効になっていると、修理が保留になったり、未修理のまま返却になる可能性がある
と言われたんだけど、そんなの触ったことあったかな。。。
「デフォルトでは無効になっている」とのことなので、「たぶん無効のままだと思います」と伝えたぞ。
なにせ電源が入らないから確認する術もないしね。。。
あとは、
- 動作検証をするためにコンピュータにアクセスする際、FileVaultが有効になっている場合は新しい管理者アカウントを作成してMacにログインする
ということと、
- 「Macを探す」がオンになっていると修理の手続きを進められない
ということなので、iCloud にログインして、修理に出そうとしている Mac の「Macを探す」をオフにする。
この操作はこのチャット相談中におこなうぞ。
修理に出す Mac のスペックや個人情報を伝える
最後に、修理に出す Mac の
- 搭載しているHDDまたはSSDの容量
- 搭載しているメモリの容量
- OSのバージョン
- プロセッサの速度
と、自分の
- 名前
- 郵便番号、住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 集荷希望日と時間帯
を伝えてチャットでの相談終了だ。
あとは、指定した日の指定した時間帯に配送業者さんが集荷にきてくれるのを待つだけだね。
集荷に来てくれたヤマト運輸さんに MacBook Pro を託す
指定した時間帯にヤマト運輸さんが集荷に来てくれたぞ。
パソコン宅急便の真新しい梱包資材を持って来てくれた。
MacBook Pro が目の前でガッチリと安全に梱包されるのと確認して、工場へと送り出す。
発送の翌朝「製品受領」のメールが届く
ヤマト運輸さんに MacBook Pro を託した翌日の朝には Apple から「製品受領」のメールが届いたぞ。
「製品の修理を開始いたします。」
えっ? 修理開始しちゃうの!? 先に見積もり教えてくれるんじゃないの!?
と思ってWebサイトで状況を確認してみると、
「お客様の製品を検査しています。」
とのこと。それなら安心だね。
即日「修理&発送完了」のメールが届く
工場から「製品受領」のメールが届いたと思ったら、その日の夕方には工場から「発送のご案内」のメールが届いたぞ。
Webサイトでも確認してみよう。
見積もりの連絡はなかったな。。。
すでに決済を済ませた80,630円(消費税込み)は「了承済み」という扱いで、その範囲を超える場合のみ見積もり連絡ってことかな。
決済済みの金額で収まる内容だったからそのまま修理だったんだな、たぶん。
それにしても、夕方発送 → 翌朝工場着 → 即日修理完了&発送っていうのは、すごいスピード感だよね。
翌日午前中には修理完了した MacBook Pro が手元に届く
工場から発送された MacBook Pro は、翌日の午前中にヤマト運輸さんが僕の手元に届けてくれたぞ。
ヤマト運輸さんの荷物追跡を見ると、深夜1:44にエリアのベース店から配達店に輸送されていたりして、本当にありがたい限り。
運送業のみなさん、いつも本当にありがとうございます!
- 【1日目】夕方発送
- 【2日目】翌朝工場着&修理完了&発送
- 【3日目】翌日午前中返却
というスピードで修理が完了してくれるのは本当に助かるよね!
修理内容は「ロジックボード(SSD一体型)、Touch ID 交換」
戻ってきた MacBook Pro に同梱されていた修理報告書によると、修理内容は「ロジックボード(SSD一体型)、Touch ID 交換」とのことだったぞ。
「どこにどんな不具合が発生していたのか」までは記載してくれていない。
まぁ、そこまで細かく検証はしないんだろうね。
何かしら故障があればとにかくロジックボードを交換してしまうっていうことなんだろう。
Touch ID も交換っていうのはどういうことなんだろう?
押しても電源が入らなかったのは電源ボタンの物理的な故障っていうことかな?
でも、だとしたらロジックボードは関係ないだろうし。。。
よくわからないね。
Time Machine バックアップからデータを復旧
内臓SSDが交換になり、故障した時点でインストールされていた macOS 10.15.7 がクリーンインストールされて戻ってきた。
僕は Time Machine で毎日自動的にバックアップが作成されるようにしていて、故障前日のバックアップがしっかり取れていたから、セットアップでバックアップからの復元を選択して、故障直前の状態に戻すことができたぞ。
ちなみに、僕は普段からほぼすべてのデータを外部ストレージやクラウドストレージに置くことにしている。
Macを買い替えたときに環境の移行がしやすいようにだったり、今回のような不測の事態が発生したときに被害を最小限に抑えるためだ。
そのおかげで、今回 MacBook Pro 15インチ 2018 が使えなくなって、以前使っていた MacBook Pro 13インチ 2015 を引っ張り出してきて急場をしのがなければならなくなっても、外付けSSDをつなげるだけでひとまず仕事をすることはできた。
修理から戻ってきた MacBook Pro は。。。
Touch ID でスリープ復帰できない。と思ったらできた。
実は、電源が突然落ちて再起不能になる前日、Touch ID でスリープ復帰できないっていう症状が出ていたんだ。
指紋の読み取りを失敗するんじゃなく、Touch ID が完全に無反応。
気にはなったんだけど、ひとまず様子を見ようと思ってスルーした。
今回の修理で Touch ID も交換してくれたみたいなんだけど、さっきスリープから復帰しようとしたら、やっぱり Touch ID でのスリープ復帰ができない。
何度か、スリープしては Touch ID での復帰を試してみたんだけど、何度やっても反応しない。
他の場面(例えばWebサイトの管理画面にログインする際など)ではしっかり Touch ID が機能しているから、Touch ID そのものは機能しているみたいだ。
電源ボタンもしっかりと機能している。
長押しで電源を落としてみると、普通に電源を落とすことができたぞ。
そして再度電源を入れ、またスリープして、Touch ID に指を当てると。。。
あれ? 復帰したぞ。。。
何度か試す。
何度試しても復帰するな。。。
うーん、なんだったんだろう?
よくわからないけど、まぁ、大丈夫になったみたいだ。。。
ゴムパッキンがボロボロ
修理する際の分解作業の影響なんだろうか?
ディスプレイの周りを囲んでいるゴムパッキンのカメラレンズ付近だけが妙にボロボロになっている。
うーん、まぁ、作業する上で仕方ないことなのかもしれないんだけど、ユーザー心理としては歓迎できるものじゃないよね。。。
これはもうちょっとなんとかならないかなぁ。
購入からわずか3年後に80,630円(消費税込み)の追加費用は痛い
今回故障した MacBook Pro は、2018年7月20日に386,424円(消費税込み)で購入したものだ。
そのわずか3年後に80,630円(消費税込み)の追加費用がかかってくるというのはさすがにちょっと痛いよね。
形あるものすべてにはいずれ終わりが来るものとはいえ、もうちょっと高コスパになってくれると嬉しいんだけどなぁ。
ちなみにこの MacBook Pro、購入から1年後の2019年9月にはバッテリーが膨張してトラックパッドが浮き上がってきて修理に出している。
この時はさすがに無償修理になったけど、なんだか故障が多いなぁ。。。っていう印象は拭えないよね。
今まで何台かの Mac を使ってきたけど、こんなにコスパが悪かったことはないんじゃないかな。。。
MacBook Pro の電源が入らなくなったらロジックボード交換を覚悟せよ
「MacBook Pro 電源 入らない」とかで Google 検索すると、SMCリセットで復旧しているケースもある。
電源形のトラブルの場合はロジックボードの交換までは至らないのかもしれないけど、僕の場合はそうはいかなかった。
普段の使い方が良くないのか、たまたまそういう個体を引き当ててしまったのか、それはわからないけど、こういうケースもあるっていうことだね。
というわけで、MacBook Pro 2018 の電源が入らなくなったので修理に出した話、どうだったかな?
みんな、よかったら参考にしてみてくれよな!