Nintendo Switch ジョイコンのSL/SRボタンが反応しないので自力でパーツ交換修理してみた

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Nintendo Switch の無反応になったSL/SRボタンを自力でパーツ交換修理!

どうもこんにちは。
satoです。

今回はジョイコンのSL/SRボタンが反応しないので自力でパーツ交換修理してみたので、そのレポートをお届けします。
わかりやすい写真付きで解説しています。

この記事を読むと
  • Nintendo Switch の SL / SR ボタンが反応しなくなったときの修理に必要な工具がわかる
  • Nintendo Switch の SL / SR ボタンが反応しなくなったときの修理の仕方がわかる

任天堂社外製パーツへのパーツ交換や自力での分解修理を施した製品は任天堂の保証対象外となります。
お試しになる際にはその点を十分に理解し、自己責任にてお試しください。

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ジョイコンのSL/SRボタンが反応しない!

先日、うちのこどもがスーパーマリオパーティーを遊んでいて、途中で何やら慌てて僕のところにやってきました。
曰く「SLボタン、SRボタンが反応しない」とのこと。

試してみると、確かにSL/SRボタンだけが無反応

我が家にはジョイコンが3つありますが、SL/SRボタンが無反応なのは1つだけで、他の2つは正常に動作しています。
また、SL/SRボタンが無反応なジョイコンも、他のボタンやアナログスティックは正常に動作しています。

診断モードでもSL/SRボタンだけが完全に無反応

Nintendo Switch にはジョイコンのボタンの反応などを診断することができる「診断モード」という機能がついています。
「診断モード」は Nintendo Switch の設定画面から実行することができます。

今回の症状に対して、診断モードに入り各ボタンを診断してみましたが、やはりSL/SRボタンだけが無反応で他のボタンは正常です。

Nintendo Switch のSLSRボタンが無反応

クリーニングは効果なし

ジョイコンのボタンが反応しない場合、ホコリや異物による汚れで接触不良が起きている可能性も考えられます。
今回もまずはその可能性を疑いジョイコンを分解してみましたが、接点部分を見てみると特に汚れている様子もなく、ホコリが溜まっている様子もありません。

一応エアダスターで吹いてクリーニングしてみましたが、やはり効果はありませんでした。

そもそも、「SLだけ」や「SRだけ」ではなく「SL/SR両方」が無反応な時点で、「汚れによる接触不良というのはちょっと違うかも」とは思っていましたが。。。

パーツ交換で修理

以前別のジョイコンでアナログスティックのドリフト現象が発生し、設定画面から「スティックの補正」で改善しました。
SL/SRボタンにもそのような機能があるといいのですが、アナログスティック以外のボタンにはそういった機能が用意されておらず、不具合があれば即物理的な修理となります。
自力でクリーニングまたはパーツ交換をするか、修理に出すか、買い換えるしか選択肢がありません。

そこで、ひとまず自力でパーツ交換を試し、ダメなら買い換えるつもりでやってみることにしました。

パーツは Amazon で購入

購入したのはこちら。
フレックスケーブル」という部品らしいです。

Nintendo Switch SLSRボタンフレックスケーブル

この部品を交換して改善しないようだと、基板側に何かしらの損傷があるか、ソフトウェアに問題があるか、何にせよ自力での修理は難しそうです。
これで直ってくれることを祈ります。

工具を準備

ジョイコンの修理に必要&あると便利な工具

Nintendo Switch のジョイコンを修理するにあたり必要になる工具を準備します。
絶対に必要なものが2点あると便利なものが2点です。

ジョイコンの修理に絶対必要な工具

  • Y字ドライバー
  • +ドライバー

Y字ドライバー

先端が「+」や「ー」ではなく「Y」になっている特殊なドライバー。
ジョイコンを開くのに必要です。
NintendoのハードはこのY字型のネジが使われていることが多いですね。

サイズは、なんというんでしょう。
棒の部分が2mmくらいのサイズのものです。

ジョイコンの修理に絶対必要なY字ドライバー。

+ドライバー

普通の+ドライバー。
ジョイコンの基盤を取り外すのに必要です。

サイズは、一般的なドライバーセットの中の一番小さいもの、といえばなんとなく伝わるでしょうか。

ジョイコンの修理にあると便利な工具

  • ヘラのようなもの
  • ピンセット

ヘラのようなもの

ジョイコンを開いたり、バッテリーを外したり、基盤と配線をつなぐコネクタを開閉するのにあると便利です。
Quoカードやテレホンカードといった薄いカード類でもいいです。

僕はードライバーで代用してしまいましたが、おすすめはしません。
ドライバーは先端が固く尖っているので、基盤や配線を傷つけて破損させてしまう可能性があります。

ピンセット

ジョイコンには小さなネジがたくさん使われているので、これらの小さなネジをつまむのにあると便利です。

これらの工具はバラバラに用意してもいいですが、セットになったものも販売されているので、そちらを購入するのもいいかもしれません。

ジョイコンのSL/SRボタン修理開始

交換するパーツと使用する工具の準備が整ったところで、いよいよ修理にとりかかりましょう。
難易度はさほど高くないと思います。
アナログスティックやA/B/X/Yボタン等前面にあるボタンと比べたら楽な位置です。

ジョイコンを2枚に開く

まずはジョイコンを2枚に開きます。
ジョイコン裏面に見えているY字ネジ4本を外します。

裏面に見える4本のY字ネジを外す。

4本のY字ネジはすべて同じ長さです。

4本のY字ネジはすべて同じ長さ。

↓この枠で囲んだパーツが今回の交換対象です。

交換するべきSL/SRボタンフレックスケーブルが見えました。

バッテリーケースをどかす

交換するパーツを取り外すのに邪魔になるバッテリーケースをどかします。

邪魔なバッテリーケースを外します。

バッテリーケースを固定している3本の+ネジを外します。

3本の+ネジを外してバッテリーケースを外す。

バッテリーと、グレーのケーブルで繋がっているパーツは軽く外しておきます。
これは+ネジを外したあとでもいいです。

バッテリーとグレーのケーブルで繋がっているパーツを軽く外しておく。

3本の+ネジはすべて同じ長さです。
とても小さいので無くさないように注意。

3本の+ネジはすべて同じ長さ。

3本の+ネジを外すと、バッテリーケースは簡単に外れてくれます。
バッテリーケースとバッテリー、チョロリと伸びるグレーのケーブルは基盤に繋がったままになりますが、そのままぷらぷらさせておきます。

バッテリーケース、バッテリー、グレーのケーブルは基盤に繋がったまま。

バッテリーケースは配線で基盤と繋がっているので、写真で言うと手前側に起こす感じでどかします。
すると、フレックスケーブルと基盤を接続している箇所が見えます。
今回の最重要ポイントはそこです。

SL/SRボタンフレックスケーブルの接続箇所が見える。

SL/SRボタンフレックスケーブルを外す

SL/SRボタンフレックスケーブルは基盤に繋がっていますが、ケーブルを基盤に留めている留め具を起こすと簡単に外すことができます。
爪の先でチョンッとやってもOKですし、ヘラ状の工具が用意できていればそれを使えばOKです。

留め具を起こしてSL/SRボタンフレックスケーブルを外す。
SL/SRボタンフレックスケーブルは留め具を外すと簡単に外れる。
SL/SRボタンフレックスケーブルが外れた。

フレックスケーブルを固定している2本の+ネジを外します。

2本の+ネジを外す。

2本の+ネジは同じ長さです。
この+ネジと先ほど外した3本の+ネジは同じ長さなので、もし混ざってしまっても大丈夫です。

2本の+ネジは同じ長さ。

↓取り外した古いフレックスケーブルがこちら。

古いSL/SRボタンフレックスケーブルの取り外し完了。

これで、パーツを外すところまでが完了です。

取り外したSL/SRボタンフレックスケーブルを見てみると、ジョイコンの中で折れ曲がっている箇所が完全に折れてプラプラになっています。
これはもしやこの部分が中で断線しているのかもしれません。

取り外したSLSRフレックスケーブル。中で断線している?

もしそうだとしたら、このフレックスケーブルの交換で症状が改善するはずです。

新しいSL/SRボタンフレックスケーブルを取り付ける

では、取り外したのと逆の手順で交換パーツを取り付けていきます。

SL/SRボタンフレックスケーブルはジョイコン(L)と(R)で左右対称

SL/SRボタンフレックスケーブルはジョイコン(L)と(R)で左右対称になっています。
今回交換するのはジョイコン(R)なので、(R)用を使います。
(L)用はまたいつか使う日が来そうなので大切に保管しておきます。

左が(L)用、右が(R)用です。

SL/SRボタンフレックスケーブル(L)用と(R)用。

左が新品のフレックスケーブル、右が取り外した古いフレックスケーブルです。

左が新しいフレックスケーブル、右が古いフレックスケーブル。

SL/SRボタン側に2本のプラスネジでフレックスケーブルを固定。
基盤側のコネクタにケーブルの先端部分を固定します。

フレックスケーブルを2本の+ネジと留め具で基盤に固定。

フレックスケーブルの先端はフックのような形になっていて、基盤のコネクタにしっかり差し込むと引っかかって抜けないようになっています。

留め具で留める際にはフレックスケーブルの金具の形に注意して基盤側の出っ張りに引っ掛ける。

フレックスケーブルを2本のプラスネジでSL/SRボタン側に固定し、ケーブル先端を基盤のコネクタに固定したら、バッテリーケースを元の位置に戻して3本の+ネジで固定し、バッテリーとグレーのケーブルで繋がったパーツを元の位置に戻します。

あとは2枚に開いたジョイコンをパタンと閉じて4本のY字ネジで留めれば、修理完了です。

SL/SRボタンフレックスケーブルは無駄に長いので余ってしまいどうしても折れてしまいます。

フレックスケーブルは無駄に長いので余ってしまう。

修理完了

SLボタン、SRボタンを押すと反応してランプが点灯します。

SLボタン、SRボタンを押すと反応してランプが点灯。

診断モードでもしっかりと反応しています。

診断モードでもしっかりと反応。

SL/SRボタンフレックスケーブルを交換したジョイコンのSLボタン、SRボタンはバッチリ反応するようになりました!
実際にゲームを遊んでみても、SLボタン、SRボタンとも正常に動作し、まったく問題ありません。

無事、自力でのパーツ交換による修理完了です!

というわけで、今回は「Nintendo Switch ジョイコンのSL/SRボタンが反応しないので自力でパーツ交換修理してみた」件についてのレポートをお届けしました。
読んでくださったあなたの参考に少しでもなれば嬉しいです。
それではまた次回。

Nintendo Switch の無反応になったSL/SRボタンを自力でパーツ交換修理!

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